NOMADICAは僕の夢だ。
最初は雑誌のブランド名を考えよう程度のことから始まったのだけど、それが今や僕の実現したい夢の名前が「NOMADICA」だと思っている。
NOMADICAは旅する人も旅をしない人も等しく同じ世界を共有しようという考えから街のようなものだ。
昔世界は今よりも狭く、遠くへ移動するためには人々は時間をかけて旅をしながら目的の地へ向かった。
日本人がそうしたかはわからないが、少なくともシルクロードという名前があるように交易のために人々は大きな大陸を渡り歩いていた。
見ることはできないので想像でしかないが、
きっと旅人たちはお互いに知らない人とすれ違って、挨拶を交わしたり、共に目的地を目指したりしたかもしれないと思っている。
もしかしたら、一緒に旅をしてる中で一生忘れられない記憶になったかもしれない。
境遇も生き方も違う人々が一緒に笑い合い、語り合う瞬間があったかもしれない。
僕はそんな世界に憧れている。
僕はきっと寂しがり屋だ。
平気なふりをしていても誰かと過ごせる時間がもっとあったら良いのにと毎日のように思う。
仕事終わりに誰かと楽しく語り合いたい、毎日同じ場所に集まれる仲間がいたら良いのに。
1人、帰りの電車の中でそんなことを空想しながら帰宅している。
だから、僕は人生という道を歩く人々がほんのひととき、集まっては同じ火を囲み、語り合い、騒ぎ合い、時には静かにただ火を見つめてしまうような場を作りたいと思った。
旅の中で「誰かと生きるということ」を僕は知った。
知らない街でたまたま出会っただけなのに、そんな一瞬のことのような時間が妙に特別だということを知った。
そんな時間をもっと過ごしたいと思った。
NOMADICA (旅人)ica (領域)
「旅人が見た世界」
僕はNOMADICAをそんな言葉で翻訳する。
旅人が見た世界を僕は自分の生きる世界で実現したい。
暖かく、刺激的で、かなり寂しくなるような時間を作りたい。
そのために僕は歩き続けている。