「トルコは安い」は幻想?観光地の入場料・食費を徹底解説

トルコは物価が安い。

結論から言うとトルコの物価は僕ら日本人には安くありません。

むしろ、東京で生活するよりも高いです。

2025年11月2日から12月5日までトルコを旅した物価の肌感覚を伝えられたらと思います。

イスタンブール観光の物価紹介

トルコに着いたらほとんどの人々がまずはイスタンブールを観光すると思います。

その時、主要観光地に足を運びたいと考える方も多いと思います。トルコの物価は毎年変動するので常に変動すると考えていた方がいいと思います。

それではまずは主要観光地の入場料金から見ていきましょう。

*イスタンブールでは入場料にユーロを使っている場所がほとんどなので、円安が続く僕ら日本人にはかなりシビアな問題だと先に書いておきます。

2025/12/07 現在

1TL トルコリラ=3.65円

1EUR ユーロ=180.9円

以降この基準で計算していきます。

アヤソフィアの入場料

アヤソフィアは近年、博物館からモスクになった影響で少しの間無料になった時期がありましたが、あまりにも訪れる人が多くなったため、再度有料化されました。

現在の金額は25EUR。

日本円で4522円。

モスクということもあり、現在訪れることができる範囲は2階のスペースだけになります。1階は礼拝の人だけのスペースになっています。僕の友人に感想を聞いたところ、コスパに合わないと言っていたので、内部を観光するかどうかは予算との相談になりそうです。

以前僕が言った際は1階にも行けたのでその価値があると思いましたが、今はそういうわけにもいかないようです。

トプカプ宮殿の入場料

トプカプ宮殿はアヤソフィアの近くにあります。

400年の間オスマン朝の支配者の居城だった場所です。近くにイスタンブール最古の教会アヤ・イリニもあり入場料金はトプカプ宮殿のハレム、アヤ・イリニ、オーディオガイドがセットになって販売されています。

現在の金額は2400TL。

日本円で8767円。

アヤ・イリニだけも行けますが、900TLです。

僕の個人的な意見ですが、アヤソフィアかトプカプ宮殿を選ぶならトプカプ宮殿を選びます。金額は高いですが、満足度は高いと思います。

ですが、昨今主要観光地は修繕を行なっている場所も多いので注意が必要です。

地下宮殿の入場料

昔の貯水池です。地下にあるということで幻想的だと言われています。

現在の金額は1650 TL。

この施設はまだ価格の変動が安定していません。

変動が今後も大きくあるかもしれません。

地球の歩き方には1300TLとありましたが、実際は値上がりしていました。

日本円で6027円。

歴史にすごく興味のある方は満足できるかもしれませんが、僕はこの料金に見合わないと個人的に判断しました。

ガラタ塔の入場料

ここはイスタンブールでもかなり存在感をもつ観光名所の一つです。

旧市街地側からもガラタ等の存在感は圧倒的です。

そして、この塔ももちろん展望施設に行くには料金がかかります。

現在の料金30EUR。

日本円で5427円。

SNSでもガラタ塔からの景色は多くの方が投稿していますが、かなりの待ち時間が入場にはかかります。

もちろん一度は言ってみてもいいと思いますが、僕は絶対行くべきとは言えないかもしれません。

観光地の入場料は高い?実際の満足度と注意点

観光でせっかくきているのだから実際に中に入って自分の目で見てみたい。

当然僕もそう思うのですが、観光に使える予算が多い方以外は全てには行かずに本当に言ってみたいところだけに限定して行く方がいいと僕は考えます。

このほかにも料金のかかる博物館や施設はたくさんありますが、どれも高額です。

感覚的に一施設5000円くらいはかかると思います。

ミュージアムパスを買えば少し安くなりますが、3DAYSのパスで190EUR(34371円)です。

期間や施設数を減らせば安くはなりますが、それでも高額になることは確実です。

行きたい施設がパスに該当していて、75EURを超える場合は買った方がいいですが、その価値があるかは僕自身わかりません。

無料で訪れる場所も多いので行かなかったからといって何も見れないとはならないので大丈夫だと思います。

トルコに関しては「地球の歩き方 イスタンブールとトルコの大地 」があるととても便利だなと思いました。

普段はガイドブックは買わない僕ですが、トルコのガイドブックは持っているといいかなと感覚的に感じます。

ネットに書かれている物価が安いの勘違い

トルコは物価が安いからおすすめとよく目にしますが、これは間違っていると思います。

その大きな勘違いの要因は円に対してのトルコリラの価値が毎年下がっているので安くリラを買えると思っているのだと思います。

ですが、実際は毎週価値の下がるトルコでは観光地ではEUR,America dollarで外国人向けの価格になっているので日本人の僕らからするとかなり高くなります。

また、高インフレで地元の人々の生活にもかなり影響が出ています。

最後に簡単に街歩きの物価について書いておこうと思います。

交通機関

フェリーやトラムは大体130円〜220円くらいで片道移動できます。

ここは安く感じますね。

ですが、イスタンブールではタクシーはぼったくられる可能性がかなり高いので乗らないことをおすすめします。

都市間移動のバスではかなりの距離を移動する場合も多いですが、これは5000円くらいと日本と同じくらいだと感じました。

市内バスも127円〜と比較的安く感じます。

トルコは土地柄的にガスや燃料系は比較的安く手に入るのかもしれません。

飲食

旅ではここが大きなポイントになると思います。

外食。これは東京よりも高いです。

ローカルな場所に行けば日本と同じ水準には落ちますが、観光で来る方がそこまで深く訪れるかといえばそうではないかと思います。

ケバブは160TL〜250TL(584円〜913円)くらいです。

よく見かける金額はその中間くらいです。

レストランで食事すると、400TL〜1200TL(1461円〜4383円)くらいが中間くらいだと思います。

バーガーキングがあるのですが、大体1番安いセットで1300円くらいな感覚でした。

日本は900円もあればある程度の食事はできるので少し高く感じるかもしれません。

ネットの情報ではトルコの物価は追いきれない可能性が高い

トルコは一年もすれば物価がかなり上がっていることが多いのでネットで検索した時よりも高くなっていると思っている方がいいと思います。

毎年トルコに行きますが、毎回物価の上昇を感じます。

というよりも昨今の円安がかなり影響しているのだと思います。

もっと多くの方にトルコを観光してほしいと思いますが、安易に物価が日本よりも安いと考えない方がいいと僕は思います。

あなたの旅が良いものになるように、トルコに来てがっかりしないほどの準備をして楽しんできてください!

ここまで読んでくれてありがとうございました。