インドのラジャスタン州に砂漠があるということでジャイサルメールという町に行ってきました。
街並みはゴールデンシティと言われるに値するほど全てが砂色の建物でジャイサルメール城や下町の建築物もとても豪華なものが多く点在していました。
必然的に滞在するための宿を取るのですが、どこの宿に行っても必ず砂漠のツアーを勧められます。
値段を聞くと2000〜3000ルピー(日本円で3400〜5100円くらい)とインドでは高めだなと感じるツアーです。
内容は一泊二日でラクダに乗り、砂漠を観光した後砂漠で寝るというものです。
星空の下や満月の下で寝て次の日の朝を迎えるなんてとてもロマンチックですよね。
でも、少し高いと思う人たちはジャイサルメールではツアーに参加せずにそこから50キロほど離れた辺境の村でツアーに参加するようです。
なんと言っても価格が安いらしいのです。
そんなクーリー村という場所での砂漠ツアーに僕も参加してきたので価格やどんな体験なのかなどなどを書いていきます!
クーリー村の砂漠ツアー1番人気はArjun Family
どのサイトを検索してみても出てくる名前はArjunさんという人です。
その村でもいくつかあるようなのですが、ほとんどの日本人がこの方の場所でツアーに参加するようです。
僕もArjunさんのところで申し込みました。
クーリー村までの経路
ジャイサルメールからクーリー村まではバスで行かなくてはなりません。
バス乗り場についてはこの方のブログがとてもわかりやすいので参考にしてください。
ですが、このブログの時よりもコロナ後は料金が少し変わっていました。
バスの料金はジャイサルメールからクーリー村まで片道60ルピーでした。
約1時間から1時間半くらいでクーリー村に到着します。
バスは、僕は朝の8:30出発のもので向かいました。
他の方のブログにあるようにとても混むらしいのですが、朝早くの時間帯なら席も簡単に座ることができ、ジャイサルメールからはとても快適な旅になりました。
バス停では外国人はとても珍しいようでいろんな人に質問されるので少し疲れるなと思いましたが、とても親切にしてくれるのでそこまで悪い気はしなかったです。
バスはかなり古く、乗れれば良いくらいの気概が感じられます。インドらしいと言えばインドらしい。
もちろん冷房設備はなく、窓は全開なので砂が入ってくるのですが、気温が暑いのでその方がいいと思うほどでしたね。
到着すると他のブログにあるように降りてすぐ遠くの方から歩いてくるArjunさんに声をかけられます。
ほとんどの場合いるらしいのですが、もしいない場合はその辺にいる人にArjun Family Guesthouseはどこかと聞くと簡単に辿り着くことができると思います。
それくらい小さな村です。
Arjun Family Guesthouseで夕方までの待機
ゲストハウスについていくとこの場所で夕方のキャメルツアーまでの時間待機することを勧められます。
ゲストハウスの一部屋を割り当てられるのですが、本当に荷物を置くだけという考えでいたほうがいいです。
とても気温が暑いのにファンだけでシャワーの水もあまり良くありません。
そして、ファンがかなり弱い。ほとんどすずめないので外にいた方が熱中症などにもなりにくいです。
さて、それでは何をするかと村を散策したのですが、これは僕の一つの間違えでした。
外国人は皆金持ちというイメージがあるのでしょう。
外を歩くたびに声をかけられてお金をくれ、チョコレートをくれとまるで戦後の日本の光景を体験しているようです。
日本では戦後米兵にgive me chocolateと言ってねだっていたと聞きます。
それと同じことがそこら中で起こります。
少し嫌な気分になります。
大人でさえもそんなことを言う人がいます。
なので、僕は宿の近くでずっと座って暇を持て余していました。
ちなみにWi-Fiはありません。
ツアーの金額
さて、なぜ日本人がこの村を目指すかというとここがジャイサルメールで申し込むよりも安い金額で似たようなツアーを提供しているからです。
ジャイサルメールとは違いここでは500〜600ルピーでツアーに参加することができるといいます。
早速Arjunさんに確認してみました。
すると、金額は800ルピー!
わかります。僕も?情報と違うと思いました。
でも、なぜなんだと聞いたところコロナ後物価が上昇したため、食料費やなどが上がってしまったようです。
なので、2023.7.6以降は800ルピーが相場になりそうです。
値段交渉してみましたが、やっぱりダメでした。
でも、3人からは値段を少し下げることができるようですので複数人で行く場合は価格の交渉をしてみてください。
それでも800ルピーは日本円で1500円行かないくらいなのでとてもお得だと思います。
コラム
ゲストハウス
Arjunさんのゲストハウスでは当然宿泊も受け付けているようです。
価格は3食付きで一泊300ルピー。
ですが、ここで一泊するのは僕にとっては環境が悪過ぎてきついと思いました。
半日も過ごせません。ずっと涼むために外にいたほどです。なので、宿泊はお勧めしません。
アルジュンさんはとても親切で気さくなおじさんなので人としてはとても良いのですが、宿の設備をもう少しどうにかして欲しいと思いますね。
エアコンがつけば僕は宿泊できるなと感じました。
他にも水の問題などはありますが。
アルジュンさんの砂漠ツアーの始まり
僕は今回彼がこのツアーを始めた経緯を少し聞いたのでここに書きたいと思います。
彼はジャイサルメールで働いていた時に外国の人々と交流するのがとても自分に向いていると思ったようです。
それからジャイサルメールで数年働いてクーリー村に戻ってからゲストハウスを開き、そこで砂漠のツアーを斡旋するようになったそうです。
ラクダ自体は他のオーナーのところから手配してという形のようです。
今年で25年ほどこのビジネスをしているということなのでかなり儲けてるの?ととても気になることを聞きました。
すると、金持ちではないけど多くの人たちが来てくれるのでこの村ではかなり良い暮らしをしているようです。
知恵を生かして成功する人はやっぱりすごいなと思う瞬間でした。
彼はレッドオーシャンで始めるのではなく、ブルーオーシャンで始めることで競争する相手がいない状況で商売を始めたのです。
でも、ここでもいつか競争が始まるとどうなるのかと思いましたが、アルジュンさん自体がもうインフルエンサー的存在なので強いのかもしれませんね。
ジャイサルメールでツアーに参加したい人の中ではアルジュンさんはとても有名です。
ということで、次回はツアー本体の記事を書いていくつもりです。