旅先で見つけた言語上達のコツ

ぼくはいつものようにリゼの町で良くも悪くものんびりした生活をしている。朝、このようにブログを書いてトルコ語を勉強して電子書籍で読書をする。

その時に日中必要になるからトルコ語の文法を机に向かって勉強するのだけど、なかなか頭に入ってこない。わからないなりにトルコ語の本を一冊買ってその本の翻訳も少しづつしている。

自分一人でできることは僕的にはしているつもりだが、外に出て人と会話しようとするとなかなか言葉が出てこない。

時々、僕のしていることに意味があるのかとさえ思う。

でも、僕は今日面白いことに気がついた。

なんとなくYouTubeを見てるとひろゆきさんの動画が流れてきてそこに語学習得のポイントが紹介されていた。

「語学は日本語では学ばない方がいい」

「音とで覚えるのだ」

「海外に住んだ方が話せるようになる」

なんとなく、今トルコにいて僕はその言葉に説得力を覚える。

いろんな人のいろんな意見があるが、僕もやっぱり体験としての学習が必要なんだと思う。

僕は今日友人とショッピングモール内で現地の友人とあって話をした。

二人で会うため、強制的に自分も話さないと居心地が悪くなる。だから僕は一生懸命わかる言葉を話す。でも、なかなか言葉も出てこないし間を埋めるために聞きたくもないような質問もする。

当然、わからない言葉や表現も多いため、翻訳にも頼ってしまう。だから、相手の言ったことをオウムのようにリピートして意味を考える。

それから2時間後、うまくいかないなと感じながら僕は宿に戻った。

宿で買ってきたパンを食べていたら、扉をたたきながら宿のオーナーが声をかけてきた。

「ジャパニーズ、カルデシ!」

カルデシは兄弟という意味。

扉が開くとお盆にたくさんの食事がのせられ、僕に食べなさいと。言った。

その時僕はあまりの嬉しさに、この時に一番伝えたい言葉を口から出していた。

「テシェキュレエデリム、チョックベーエンディーム」

この言葉がこの時に最適だったのか僕にはわからない。

でも、僕の口から急にこの言葉が出ていた。これは考えているというよりも反射のような感覚に近いのかも知れない。

この後冷静になって、自分の言った言葉の意味を調べてみた。

そしたら、僕の言った言葉はありがとう、僕はこれを好むとか、好きだ!という意味だったらしい。

僕が伝えたかったのは少し違くて僕は嬉しいというものだった。少し意味は違うけどこの時相手の反応は悪くはなかった。僕は少し恥ずかしさはあったけど、自分の伝えたいことがちゃんとあって自分の知ってる範囲で必死に自分のことを伝えようと努力したのだと思う。

この時に僕はハッとさせられた。

僕は今まで心から相手に伝えたいことはなかったんじゃないか?と。

僕たちが言語を話しのは当然伝えたいことがあるからで、それがなければ当然上達はしない。

日本で英語を勉強してもなかなか上達しないのは英語で自分の言いたいことを伝える必要がないからだと思う。

僕は友人といるとき、自分の話を自分からあまりしたくないと思った。なぜなら、自分ばかり話すのは相手を嫌にさせてしまうと思ったから、でも、そうやっていても僕のトルコ語は上達しないのだと思った。

それに、ここは日本ではない。自分のことも開示していかないとこの国では人との関係を築けないと思う。そして、人の話ばかり聞くのは話せるようになってからでも十分だと思う。

僕は人に話したいことをまずはどうにかして表現することが大切だと思う。

今日からは自分のことを相手に伝えることを毎日取り入れていこうと思う。

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