ファーム生活が終わりシドニーに来て僕は思う。

ブルーベリーファームでの生活が終わり僕は今シドニーにいる。

何もなかった田舎の町と比べると何もかもが都会的でついつい入りたくなるお店が増えていく。

ファーム生活ではスーパーがあるだけで嬉しかったのに今はそれでは満足できない。

ファストフード店、スターバックス、バリュエーション豊かな飲食店、ナイトクラブや夜のさまざまなアクティビティ。

人が欲しがるものを集めた街が都会って呼ばれるようになったんだなってここでの生活を考える日々になっている。

でも、それが僕にとって幸福なことなのかって考えると僕にとってはそうではなかった。

気がつけば僕は誰かと知り合うための行動をとっているし、誰かのぬくもりが欲しくてそればかり考えているように感じる。

周りから見れば馬鹿だと思うことでも僕にはそれはかけがえのないものなんだと改めて思う。

周りに気が許せる仲間がいること。

一緒に馬鹿なことができる仲間がいること。

これが僕が今気がついてる自分にとって大切なものなのだと思う。

僕はそれは多くの人にとってそうではないかと思ってるけど一概にはいえないよね。

僕はシドニーに来て数日で多くの日本人に会って話したんだけどやっぱりみんな話を聞いていると自分の近くに人を集めていた。

1人で孤独に過ごしてる人には意外にも会わなかった。

というより、1人でいる人たちでもどうにかして周りと繋がろうとしていると僕は感じた。

全く趣味の合わない人同士がお互いに寄り添おうとしていたし、客に誰でもいいから周りに集めたいと考える人もいた。

そういう人たちはでも、周りとのいい関係を作るために努力できる人だと感じたし、これがここで僕らが生きるために必要なんじゃないか?とも思った。

僕は仕事も探してみたんだけど結局僕はそれを見つけることができなかった。

というより僕はいくつかチャンスがあったんだけど、そこにいくことができなかった。

僕は美容師をしてた過去があり、手に職は一応ある。

でも、僕はその仕事をしようと思う時嫌だと感じることがある。

新しい人と会うのが僕は苦手。

僕は僕の中にこの思いがあるためにその仕事をすることができないのだと思ってる。

克服すればと思う人もいると思うけど、ぼくは試しにシドニーで出張美容師をしてみたことがある。

募集をかけると多くの人がぼくに声をかけてくれたのだけど、やっぱりぼくは何人かとあって施術をした後でも新しく人に会うのが苦手だった。

ぼくの周りの美容師はみんな世間とうまくやるのがとてもうまいと思う。

僕はいつもこれが美容師として最も必要なスキルではないかと感じている。

こんなことがあったから僕はここで仕事ができないと今は感じている。

これから僕はシドニーからまた違うファームに向かうことにした。

だから、また新しくファームでの生活が始まる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です