【メルボルン観光】市内から簡単に行ける大聖堂を周る旅

セントポール大聖堂の内部

メルボルン市内で観光を考えている読者の方もいるかもしれません。

検索すればいろんな場所がヒットするかもしれませんが、今回はあえてオーストラリアの歴史的な建物を見学してみてはどうでしょうか?

僕は今回、メルバルん市内を歩いていると一際存在感を発揮している建物に惹かれてメルボルンの大聖堂を見て周ろうと思いつきました。

知っていましたか?教会と大聖堂は意味が違うらしいですよ!

僕は今回、観光して見るまでそんなこと知りませんでした。

僕も観光しているうちに建物の外見の美しさだけでなく、知識として時代背景や言葉の意味を知ることができてとても満足しています。

この記事がメルボルン観光の手助けになれば嬉しいです。

こんな人にこの記事はおすすめ!

  • メルボルン市内の観光をしようと考えている人
  • メルボルンの文化に興味がある人
  • 無料の観光地を探している人

予備知識!大聖堂と教会の違い

大聖堂のことを紹介していく前に、この知識はあると観光の時に理解が増えると思うものがあるので先に紹介しますね!

僕も知らなかったのですが、読者の皆さんは大聖堂と教会の違いってなんだかわかりますか?

ちなみに大聖堂に行きたくてグーグルで教会と検索しても大聖堂はグーグルマップからは除外されていました。

僕はその時に初めて違いを知って調べたのですが、大聖堂と教会が同じものだと思っていた自分の理解が深まったと思っています。

異文化の観光地を見学する価値が僕はここにあると思っています。

さて、ここは予備知識程度なので簡単に説明させてください。

教会=キリスト教信者の集まる場所

大聖堂=多くの教会をまとめる司教さんのいる教会

といっても難しいですね。

教会には日本の町内会のように区域があって、大聖堂はそのいくつもある教会を仕切る機能を持つ教会というわけです。

教会には司祭さんというトップがいますが、そのトップたちをまとめているのが大聖堂の司教さんです。

なので必ずしも大聖堂は大きいというわけではないようです。

大きな区域の管理者というイメージですね。

セントポール大聖堂

メルボルンのセントポール大聖堂

セントポール大聖堂はフリンダース・ストリート駅から歩いて30秒くらいの場所にあります。

交差点を挟んですぐの場所にあるのですぐに

その存在感で見つけられると思います。

  • 営業時間 平日10:00〜18:00 土曜10:00〜16:00 日曜8:00&10:00〜17:00
  • 入場無料
  • 滞在時間 約15分

セントポール大聖堂は英国国教会の大聖堂です。

メルボルンでもとても大きなゴシップ建築の一つです。

ゴシック建築とはロマネスク建築の問題を解決するために試行錯誤された建築様式。

ゴシック建築の前の時代のロマネスク建築は建物が崩れないように壁を分厚くする必要があった。

でも、そうすると建物を高くするときに重すぎて作れなくなってしまった。

だから、内部をアーチ状に建設することで重さを横の流して高い建築を可能にしたのです。

もちろん外に逃すと外側に重さがかかるのでそれもこのゴシック建築では考え抜かれた作りになっています。

セントポール大聖堂はゴシック建築だけど、ネオ・ゴシックと言われるゴシック建築が見直されるようになった時代に作られた建築物なんです。

なので12〜15世紀のゴシック建築ではなくて、18〜19世紀に作られた比較的新しい建物です。

セントポール大聖堂の内部
セントポール大聖堂の内部。豪華で少し暗く神秘的な空間。
セントポール大聖堂のオルガン
聖堂内のオルガン。神秘的な光景が人の目を惹きつける。
セントポール大聖堂の内部
光の当たり具合もしっかり計算されたゴシック建築の魅力。
セントポール大聖堂のステンドグラス。
ステンドグラスも味があってとても良いです。

ここでは礼拝のほかショップや館内の見学案内、英会話もしているようです。

興味のある方は詳しくは公式サイトを確認してみてくださいね!

セントポール大聖堂は駅からとても近いのでメルボルンに訪れた際は行ってみて欲しいです。

内装の豪華さ、神秘的な空気感また、僕のいった時は観光客も多くはなかったのでとても静かで宗教施設という感じがしました。

セントパトリック大聖堂

セントパトリック大聖堂の外観

セントパトリック大聖堂は完成まで80年の歳月がかかった建築物です。

外から見ると上空に高く伸びる塔が存在感あって少し離れた場所から見ても気になる建物です。

この塔は設計時よりも27メートル高く作られており、103メートルあるそうです。

そのせいで完成が遅れたと言われています。

さっき紹介したセントポール大聖堂とは外観が少し違いますね。

実際に近づいてみると外壁は黒に近いのですが、ブルーストーンと呼ばれているようです。

僕的にはブラックストーンの方がカッコよくていいと思ったのですが、そこは忘れることにします。

場所は州議事堂の裏側にあります。

少しわかりにくいですが、尖った塔がいろんな場所から見えるのでそこに向かっていけば着きます。

無料トラムが州議事堂の場所で止まるのでそこから歩いていくことをおすすめします。

  • 営業時間 平日7:00〜16:00 土日9:00〜17:30
  • 礼拝時間は見学禁止
  • 入場無料
  • 滞在時間 約15分

セントパトリック大聖堂はローマ・カトリック教会の大聖堂です。

これはローマ教皇を最高指導者とするカトリックの一派です。

セントポール大聖堂とは違う一派の聖堂ということになります。

そのため、あまり距離は離れていませんが近くに二つの大聖堂があるのです。

ですが、ネオゴシック建築と言われていてセントポール大聖堂と似ている部分はありますね。

同じ時代に作られたので作られたのでそうなったのだと思います。

室内は僕の行った時はほとんど人がいなく、とても静かな空間でした。

ステンドグラスはイギリスから運んできて作られたもののようです。

ヨーロッパとオーストラリアが深く繋がっていたことがわかりますね。

セントパトリック大聖堂の外観
下から見ると壮大で美しい。
セントパトリック大聖堂の外壁。ブラックストーンにしか見えない。
セントパトリック大聖堂の外壁。ブラックストーンにしか見えない。

お気づきでしょうか、壁に人の首の彫刻がされています。

セントパトリック大聖堂の塔
高さ103mの塔。彫刻が美しい。
セントパトリック大聖堂の内部
室内は静まり返っている。

セントパトリック大聖堂の礼拝の時間は見学ができないので公式サイトから確認していくと確実です。

https://melbournecatholic.org

セントジェームズ旧大聖堂

セントジェームズ旧大聖堂

セントジェームズ旧大聖堂は英国国教会の大聖堂で、メルボルンに最初にできた大聖堂でした。

ですが、セントポール大聖堂ができてからはセントポール大聖堂で礼拝が行われるようになった為使われなくなったのです。

今の場所は当時の場所から移転した第二の場所で、当時はもっと市内中心にあったようです。

そのせいで広大な土地に対する維持費が多くかかっていたため、当初は取り壊しを検討されていたといいます。

でも、メルボルンに最初にできた大聖堂で歴史のあるものなので、最終的には教会の移転という形になったのです。

移転の際に教会は壊されましたが、使われていたレンガは全てに番号が振られて同じ材料が使われたといいます。

この辺にどのくらいセントジェームズ大聖堂が大切にされていたかが見えますね!

場所はフラッグスタッフ・ガーデンズという公園のすぐ隣にあります。

  • 営業時間 日曜10:00〜11:30
  • 滞在時間 10分

僕がこの建物を見た時なんか他のと比べると小さくて地味だと感じました。

ですが、これはイギリスのコロニアル・ジョージアン建築と言われる歴史のある技術のようです。

コロニアルとは植民地の様式や植民地占領国の建築スタイルという意味があります。

ジョージア建築はイギリスの建築様式で名前は当時の王様から来ています。

左右シンメトリーでシンプルなことが特徴です。

セントジェームズ旧大聖堂もとてもシンプルな作りになっています。

残念ながら僕は休館日に訪れたので内見はできなかったのですが、メルボルンの3つの大聖堂を見ることができたので満足しています。

煉瓦造りの建物が好きな方には外観を見るだけでも興味深い体験になると思います。

ここも礼拝時間は中を見て回ることはできないと思うのでホームページから確認していく方が思います。

ホームページを読むと入場は無料で、事前に予約すればツアーグループも歓迎されるようです。

https://www.sjoc.org.au

終わりに

ここまでで今回はメルボルンの3つの大聖堂を紹介しました。

僕も観光しながらこの大聖堂について調べていると自分の知らないことが多くあり、とても学びのある時間となりました。

特に教会と大聖堂のことは初めて知ったのでとても良い体験だと思っています。

読者の方ももしメルボルンで時間があるならぜひ行ってみてください!

このほかにもメルボルンの観光地を紹介しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です