【デリー退屈日記】雨の夜に見たインドの夜

今日もあいにくの雨。でも、僕にとっては違うかもしれない。

昼間は雨が降っていて外に出る気にもならなかったので、部屋の中にいた。

窓に近い部屋ということもあり、エアコンをつけていても少し湿気がありジメッとしている。

なので僕の荷物はカビが生えたり、コップを少し放置しているだけでカビが生えたりした。

僕は沖縄に住んでいたので慣れてはいるのだが、日本の家はしっかり中と外が分かれているのでエアコンをつければ問題なかった。

よく電気代を気にして僕の祖母が雨の日もエアコンをつけないから部屋の中が凄くジメジメしていることはあったのだけど。

それによく似てというか、インドの家はあまりしっかりしていないと感じる。エアコンも部屋の壁に後から穴を開けて押し込まれたような設置の仕方でエアコンの近くには外が見えるくらいの隙間が空いている。

だから、完全に外と室内が分かれているわけでもなく外の空気はよく入ってくる。

そして、窓は木製で隙間が多いので湿気は抑えようがない。

というわけで僕の部屋は湿気まみれなのだ。

やることがあまりなかったので、今日はベッドの上でトラベラーズノートを書いたり落書きをしたり読書をしたりと部屋の中でできることを大体やったのではないかと思う。

それでもやっぱり時間はかなり余る。

夜になるまでそんな感じで過ごして21時くらいだったか、また小雨が降ってきたので雨の日の夜はインド人は何をしているのかと興味が出てきて僕は傘も持たずに外を散歩することにした。

思ったよりも雨は降っていて、インド人も軒下で待機していたり、びしょ濡れのまま帰路についていたり、または小さな狭いトタン屋根の下に集まって打ち上げのように楽しんでいる姿もあった。

なんだかその光景はバンコクの姿にも少し似ていると感じた。

バス停に行ってみると、なぜかみんなバス停のベンチのある屋根の下で雨宿りせずに道路に身を投げ出してバスを待っているようだった。

インドのバスは自己主張しないと止まってくれないのだろうか。

道路は水たまりになっていて夜なので足元もよく見えない。

すれ違う人たちはほとんどが傘など刺さずに歩いている。

それなのに彼らは濡れることを嫌がっているようにも見えなかった。

いつもと同じゆっくりとしたペースで歩いている。

雨が降ると大抵どこも静かになるのだが、インドは例外なのかもしれない。そう感じるほどにこの土地は活気がまだある。

僕は宿の周りをしばらく散歩して部屋に戻った。

これといって今日は何もなかったのだけれど、そういえば昼にインドのモモという食べ物を買いに行った時店員が詰める時に奥の前で商品を床に落としたんだけど、それを僕に見られてないと思ったのか一瞬どうしようか迷った結果そのまま詰めて僕に手渡した。

これがインドのサービスだと受け入れているので何も言わなかったが、自己主張の強い欧米人ならこれを指摘したのだろうか?と考えてしまった。

今の所それを食べても何ともないのだけど、そろそろ安心して食事がしたいと感じ始めている。

デリーで日本食を検索してみたら、インド人は日本食を勘違いしているのかと思うメニューがよくある。

日本人がカレーを日本流にしているのと同じようにどこの国でもやっぱり自己流にアレンジしてしまうのかもしれない。

うん。それはどうでも良い話だったね。

今日もみなさんお疲れ様!

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