こんにちは!
これを読んでくれている時君は何をしていますか?
あ、ブログを読んでいますよね。
ありがとうございます。
ところで過去に書いたメモを読み返すとなんだか心に来ることってないですか?
今回僕が過去に書いていたメモを見つけてすごく心にきたものがあったので私ごとですがブログに貼り付けさせてもらいました。
この気持ちって昔の友達に僕が理解して欲しかった気持ちなんだと思う。
そんな思いで僕も読みました。
過去からの手紙
自分を変えるのは簡単なことじゃない。
思いつきの日本自転車旅。
旅行中に友達と喧嘩して思わぬ海外初一人旅。
トルコで金銭危機になって急遽自転車旅。
学生を卒業してから今日まで思いつきや偶然の出来事でいろんなことがあった。
この時の僕は自分が成長しているこのままいつまでも大胆に生きていけると感じていた。
でも、現実は違った。友達は皆、僕にこう言う。
「お前の行動力はすごい!」「そんなことよく思いつくね!」「お前はいいよ人生楽しそうで。」
でも、現実は違う。
僕は周りが思っているほど強くはないし、恐れ知らずでなんでも挑戦してしまうような人ではない。
人から褒められるとついつい、見栄を張ってしまう。
ほんとは何かを始める時はじめに「恐怖」から感じる。
世に公表した時は長い時間悩んで、不安に潰されそうになりながらも勇気を振り絞って決断した瞬間なんだ。
だから、周りが感じている僕と僕が感じている僕にギャップがありすぎてよく一人で悩む。
でも、一度決断して初めてしまえば何か問題が起こった時、自分じゃ超えられそうも無いと感じる壁が出た時に世界は僕に悩む時間をくれない。
それは期間が決まっていたり、すぐに決断しなければいけない状況に陥っている事を示す。
何かを始める時、僕も含め多くの人が長い時間考えて最善の結果を出そうと考える。
でも、そういう時に限って解決策は出てこない。
例えば、何かに悩んだ時君が解決策を考えたとしよう。
どのくらいの時間で解決策が思い浮かぶ?
僕は考えた時点で解決策の案はいくつも出てくる。
でも、それから自分が動き始めるまでに何週間、何ヶ月と時間が経つことも珍しく無い。
解決案は数秒で出てくるのにそれを実行することにとてつもなく不安を感じる。
だから僕らは、いい解決案がないと自分に言い聞かせ自分のしたいことや問題を先延ばしにするのだと思う。
これは実際僕の感じていることで僕のしている行動だ。
だから、他の人たちはもしかしたら違うかもしれない。これは僕の考えでしかないから。研究したわけでもない。
僕は今までを振り返ってみてこう思う。
「方法を思いついてから行動するまでにかかった時間で人生の充実度が決まる」
当然、方法を思いついてすぐに行動に移しても失敗することももちろんあると思う。
それどころ成功するよりも失敗する方が圧倒的に多いかもしれない。
僕が初海外旅行で友達に嫌気がさした時、その場で次の日から別行動をする事を伝えた。
当然言葉もわからない不安もあった。でもその時の僕はワンピースのルフィーが船出の時くらいこれからにワクワクしていた。
その後、その仲の良かった友達と会うこともなくなり少し悲しくもなったがあの時の決断に後悔はしていない。
日本を自転車旅した時もそうだ。東京の渋谷をゴールに設定して、思いつきでリサイクル館で捨てられた自転車を自分で修理して譲ってもらい一人で旅に出た目指すは東京!
大阪から二日かけて三重県にたどり着いた時。
孤独に襲われ、彼女のいる大阪に新幹線で帰った。
ださい男だなと感じつつも孤独に耐えられなくなりたった二日でメソメソとリタイヤしたんだ。
その時彼女は少し呆れていたと思う。
その一週間後、自転車旅を諦めきれなかった僕は宮崎から友達を強引に呼びつけ一緒に再開した。
その後は友達のおかげで東京まで四日間かけて前進することができた。
当時は 5月くらいでちょうど梅雨の時期だった。 見渡す限りの山岳地帯で深夜に雨に打たれながら二人で弱音を叫んだ。
「もういやだ。地獄だ。何してんだ俺らは。」
自転車もこげなくなり大きな音を立てて降り注ぐ雨の中僕たちは先の見えない山道を自転車のライトだけを頼りに進んだ。
この体験は今までにないくらい自分に負けそうになった。
結局は二人で苦しみながらなんでこんな時期に俺たちはこんな事をしてるんだと文句を言いつつもなんとかゴールの渋谷のスクランブル交差点までたどり着いた。
その時のぼくらの自転車は二人ともタイヤがパンクしていて酷いものだった。
道中はもう二度としないと言っていた僕らが渋谷に着いた時言った言葉は
「もう一度したい」
だった。
なぜだろう。
散々考えて起こした行動は壁にぶつかるとすぐにやめてこんなもの意味がない、できるわけがないと後悔してしまう。
でも、思いつきで始めたことは失敗しても良かったと言える。
そもそも、初めからうまくいくとも思っていなかった。
僕がもしあの時友達との中が崩れるのがいやだからもう少し考えようと選択していたら。
もし、ボロボロの自転車では行けるかわからないお金を貯めていい自転車を買ってから始めようと決断していたら。
僕はあの旅が面白いとは感じていなかっただろう。
今でも当時一緒に自転車旅した友達はこう言ってくる。
「あの時は生きてるって感じがした。またしたいな。」
僕も友達も思い出に浸るようになってきた。社会に揉まれて現実を知り始めて失敗しないように思いつきでは行動しなくなってきた。
僕は一年くらいこの状況に慣れて少し怖くなってきた。
頭で考えるようになってきている僕がいること。やりたいことをやらない理由をつけて先延ばしにしていること。
自分を日々変えていきたい。
だから僕はまた思いつきで飛行機のチケットを取った。