インドの車窓から

こんにちは!

最近はどうですか?

毎日楽しんで過ごしているでしょうか?

僕は最近インドの長距離列車に乗ってきました。

これはその時の話。

インドで長距離列車に乗った時のこと。インドのデリーの景色ってすごく日本や他の僕が訪れた国とは違っていて、列車が出発してからすぐに見えるのは多くのスラム街の様子だった。

デリーは多くの建物がひしめき合っていてもともとホームレスも多いのだけど、列車から見たのは線路沿いに多くのトタン屋根の家が点在する光景だった。

そもそもインド人はエアコンついてない家も多いからか好んで野外で寝ている人もかなり多い。

僕が泊まった宿のスタッフ達も屋上や路上に寝ている人が結構いた。特に辺境の地の人々。

話がずれました。

デリーではスラム街の隣に裕福の人の為の高層ビルが立っていたりとかなり貧富の差が目立っていた。

スラム街では上半身裸の男性が車窓から見えるし、家の中が見えることもあった。

こんなこと言うと不謹慎かもしれないけど、その光景は珍しくて、なんだか悲しくて心がとても動かされる光景だった。

インドは国土がかなり広い。

だから、しばらく走っていると車窓からの景色はデリーのゴミゴミした風景から次第に低い緑の景色に変わる。

農場もあれば草の生えまくった荒地、時々感覚を開けて点在する広々とした家々。

どの国でも同じで都市から離れると貧しい生活をしている人々も大きな壁に覆われた家に住んでいることも多い。

ジャイプールから西にしばらく行くと線路をやぎの群れが占領していることもある。

それを完全に排除しないところがインドらしいと思うこともある。

だから、インドの列車はよく遅れる。

必ずしも動物のせいではないけど外国人がその原因は大きいだろうなと感じるくらいに車窓からは牛、やぎ、鹿のような生き物から孔雀までいろんな動物が目に飛び込んでくる。

僕がやっぱり一番印象に残っているのは広大な土地をかなりの暑さの中、クワで耕している人々の姿だ。

とても原始的で容易にその光景が想像できるほどに風情のある姿だった。

彼らは何を考えて毎日を過ごしているのだろうか。

僕とは全く違う価値観の中で生きていることは確かだ。僕はそう思う。

お金を払って何百キロも移動する人と一生を同じ土地で過ごす人の価値観が同じはずがない。

静かな空間から窓の外を見つめて自分とこの土地と対話をする。

この土地の人々は何を考え何をしているのだろうか、高速で通り過ぎる窓の外の世界は僕の興味を引き寄せてやまなかった。

これが僕が感じたことです。

もし、インドに行って列車に乗ることがあれば君もその光景に目を向けてほしい。

自分に訴える何かに気がつくかもしれないか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です