オーストラリアで出会ったエストニア美人の旅

最初に言っておかないといけない。僕はオーストラリアのホステルで出会ったエストニア美人の話を書くが、彼女を深く知っているわけではない。彼女と話したことと彼女のインスタグラムから情報を得た限りで僕の推測も入っている

それでは。

僕がオーストラリアのホステルの待合室で充電していたとき、僕の横に金髪でインナーに少し青の色を入れた白人の美女がよってきた。

彼女はチェックアウトの準備をするために僕の横でバックを整理し始めた。理由は僕の横にはバックパッカーたちの荷物を保管するスペースがあるため。

当然隣あった二人っきりなので西洋の人々は挨拶をして軽く話し始める。

僕もつたない英語で気まずい雰囲気にならないように必死で話をした。彼女の話はわからないことも多かったが、わかることもあった。

彼女は純粋に旅人との出会いを楽しむバックパッカーだった。笑顔はとても素敵で、流暢な英語を話す。

軽く話をしていると次第に彼女の旅の話になっていく。

彼女はその時ワーキングホリデービザでオーストラリアのレストランで働いていた。

二ヶ月前までインドやマレーシアなどのアジア地域を旅していたらしい。

彼女は今21歳。彼女の旅は西洋のエストニアからポルトガル、ギリシャなどを経てインドなどのアジアに入りオーストラリアに辿り着いたらしい。

彼女は英語の他にエストニア語、ロシア語など多くの言語を話すという。こんなに話せたら旅の時にも多くの人とコミュニケーションが取れて楽しいだろうなと僕は彼女の話を聞きながら思う。

話の途中で彼女とインスタグラムのアカウントを交換して彼女の旅の様子を見せてもらった。

彼女のインスタの投稿を意味ていると彼女がとても意志の強い女性なのだと感じた。まるで二十歳になったばかりの自分を見ているように感じた。日常を飛び出して自分はどこまでも自由になれると感じていたあの時のように。とても若さを感じる。(実際僕もあまり変わらないのだけど)

僕には彼女の旅が少し羨ましく感じた。

彼女は本で読むようなバックパッカーの生活をしているように見えた。

僕が高校生の時から夢見ていたバックパッカー。

僕は積極的に不便を遠ざけるし、プライベートを重視する。だから、旅に出ても多くの人と積極的に関わったりはしないのだけど、偶然このように人と繋がることがある。

そんな時やっぱり旅はいいなと感じる。

これを書いているこの時僕はインドにいる。

彼女の話を来てから僕はインドもいいなとふと思ったのかもしれない。

偶然、僕はインドの1年間有効なビザを持っていた。

乗り継ぎのために必要だと思い、間違えてとったビザで使い道はないと思っていたがこのような形で、今役に立っている。

インドに着いてから一度だけ彼女からメッセージが来た。

僕がデリーについての写真をアップしたから。

デリーは僕がこれまで見てきたどの場所よりもカオスな場所だ。そんなことを僕は書いたと思う。

それを見た彼女からのメールの一言にはこう書かれていた。

「そこが私の旅した場所です」

誰かの見た景色を言葉で聞き、それに興味を持って自分の足で見にいく。

旅とはこういう楽しみ方があるのだと思った。

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