イスタンブールで2週間過ごしてみて思うこと

イスタンブールに来てちょうど2週間くらい経ったと思う。

僕がイスタンブールに来て最初に思ったのはここから早く出ていきたいということだった。

イスタンブールについて1日目僕は観光に出かけたのだが、ほとんどの観光地で三年前とは違う気持ちになった。

はっきり言って治安がとても悪くなっていると感じた。トルコの方のほとんどはいい人たちでイスラム教を強く信仰している人たちほど人に優しく親切だと感じる。

だからこんなことを言うと失礼かもしれないが、今のトルコはインフレ、災害、移民問題、いろいろなことが重なって最悪な不況に陥っていると思う。

だからだろうか、観光地に行くとしつこく騙そうとする人、足にしがみついてくる子供の物乞い、アジア人差別をする青年たち。少しでも足を止めるとこれらの標的になってしまう。

だから、観光地でベンチに座ったり、立ち止まることはしなくなったし、人と目を合わせるのもやめた。イスタンブールではここしばらくは常に警戒しておかないといけないと思った。

これが僕の今回の一発目の感想だった。

自分が好きな国がこうも変わってしまうととても悲しい。

でも、少し危険だと思う場所に警戒していれば、イスタンブールでも快適に過ごせると思う。

僕は今回トルコに来た目的があり、それはトルコ語を学ぶことなので試しに一ヶ月語学学校に通うことにした。

世界一周の途中で盛大にお金を使っている。

まぁ、僕の旅はいつ終わるかも決めていない気長な旅なので寄り道もしていいと思う。

昼は学校に行き、午後はイスタンブールを観光する。

その中でやっぱり感じるのはトルコは優しい人とそうでない人がはっきりわかれるということ。特にここはそれが顕著に現れる。

他の都市からここにきた人々でさえもそう感じるらしい。

僕の場合だとレストランで2倍の金額で決済されたり、通りすがりにアジア人ヘイトの人に揶揄われたり。

でも、それと反対に日本人が好きだ。と親切にしてくれたり。君は観光客だからと金額を安くしてくれたり、目的地まで車で送ってくれたり。

僕のここは嫌いだと感じるマイナスの気持ちをプラス方向へ持ち上げてくれるほどに親切にされることもある。

そして、アジアから遠く離れたこの地ではアジア人同士は少し結束感が出るのか中国や韓国の人々がよく話しかけてくる。皆やっぱり自分達に近い人と関わって安心したいのかもしれない。

正直、ここにきて僕の感情は上下に激しく動いている。でも、僕はよくよく考えてみればどこにいても同じなんだと思う。

それは自分の考え方次第だと思った。

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