トルコ語でPierre Loti Tepesiと名付けられたこの丘は昔、フランスの小説家がイスタンブールに定住していた時によくこの丘のカフェを利用していたことから名付けられました。
今でも多くの観光客がこの丘からの景色を見るためにケーブルカーを利用して来ます。
丘の上には多くのカフェやホテルがあり、ピエール・ロティ・ヒルからはイスタンブール通でない観光客には見ることができない景色が見られます。
イスタンブールには多くの絶景スポットがあるので中心から少し離れたここまで来る人は少ないということがあります。
今回はそんなピエール・ロティ・ヒルについて書いていきます!
ピエール・ロティ・ヒルからの眺めはどんな感じなのか
僕たちがこの場所に行くか決めるポイントにはこれだと思います。
正直にいうと、ここからの景色はとても綺麗で夕暮れ時が1番だろうと思います。
ですが、カフェが乱立しているので日除のパラソルがその景色を邪魔しているようにも思います。
特定の場所以外からは綺麗には見えないのでフランスの小説家が見ていた景色とは全く違うものでしょう。
きっと昔は綺麗だったと思います。
だとしても、一度は訪れてその景色を見る子だとを僕はお勧めします!
それでも綺麗だと僕は思ったからです。
丘の上でカフェタイムを楽しむ
丘の上にはいくつかのカフェやレストランがあります。
観光客向けの価格と商品ラインナップです。
パスタ類からトルコの伝統料理までトルコで食べられそうなものは一通りあります。
そこが少し観光地だなって感じもするのですが。
夕方に行けばそれほど暑くないのでパラソルがない席でも快適です。
ですが、一つマイナス点が。
席が多くて敷地も広いのでウェイターの掃除などは全席に行き届いていないいんしょうです。
少しはじの方の席に向かうと鳥のうんこで椅子が汚れていたり、テーブルが汚かったり、木々がたくさん生えているのでその繊維がテーブル中に落ちててなんだか快適とは思えない感じはどこの席にもありました。
なので、僕は長居ができそうとは思えませんでしたね。
さっと食べて帰る感じがあってそうな場所。
値段は高めで500リラくらいは簡単に使ってしまいそうな場所です。
僕はこの組み合わせで2500円くらいでした。あと、水も買いました。
なので、イスタンブールでも少し高めですね。
もうイスタンブールは安い街ではないのです。笑
行き方
イスタンブールの中心地からの行き方はとても簡単です。エミノニュからバラット方面へ行くトラムに乗りEyüpsultan Teleferikという駅まで行きます。
トラムを降りると反対側に丘を登るためのケーブルカーが運行しています。
それに乗ると5分くらいで着きます。
料金は17.5リラ(2024.6.21)1リラ=5円
ケーブルカーの料金はきっと1年後には値上がりしてるのであまり当てになりません。
トルコはハイパーインフレのせいで毎年金額が変わります。
この影響はいつまで続くのかわからないので料金は一年立てば2倍になるくらいに考えておくと良いと思います。
さて、ケーブルカーの話に戻ります。
ケーブルカーは定員がかなり少ないのでいつもかなり多くの人がは並んでいます。100メートルくらいは列ができています。
なので、待つと30分以上行くまでにかかることもしばしばありますが、実は歩いて行くこともできます。
歩きが苦でない人はこの方法もおすすめです。
徒歩で行く方法
Google検索でEyüpsultan TeleferiからPierre Loti Hillを入力すると丘まで道案内してくれます。
最短ルートはお墓の中を歩いて登るルートです。
そう、この丘の周りはお墓しかありません。笑
でも、トルコの人々はお墓にマイナスイメージはないのかもしれません。
この墓地もイスラム教の偉い人の近くで眠りたいと多くの人が思った結果形成されたものでかなり広いものになります。
この道のりを歩いていてもあまり嫌な感じはしません。
綺麗に作られているので。
なので、お墓の道だからと言って怖気付かないでください。
ここを歩けば僕の感覚では15分くらいで着きました。
Googleでは20分くらいと出てきます。
かなり待ちそうなら歩きを考えてみるのも良いかもですね。
おわりに
最後に少しこの地域のことを書いていきたいと思いました。
この地域はムスリムの人々にとってはとても重要な場所で、近くにはエユップスルタンモスクもあります。
そこにはAbu Ayyub al-Ansariというイスラム教の預言者と言われるムハンマドにとって重要な人物だった人が眠っています。
多くのムスリムがその墓の前でコーランを呼んだり、讃える言葉を唱えていたりします。
その様子は僕たちにはとても奇妙でとても神秘的に見えます。
ということもあって、その人の近くで眠りたい人々が多くいたため、墓地が多くなったのです。
昔から墓地の集まる地域だったようですが、近代になってから裕福な人々は海岸の近くに住みたがったのでこの場所は必然的に労働者階級の人々が暮らす地域になったのです。
街を歩いていてもそのような雰囲気が漂っていて、イスタンブールなのにどこか村に来たような感覚になります。
ぜひ時間があればエユップスルタンの街も探索してみてください!