カーリエ博物館という名前で以前まで観光施設としてイスタンブールにあったこの施設は2020年にエルドアン大統領がモスクにすると発言以降、改修工事がされていました。
そして、2024年5月から見学できるようになりました。
以前は入場料が必要でしたが、モスクになったことで無料となったようです。
僕が行った際は料金はかからないと言われました。
無料にしてはなかなか満足できるものが見れるのでぜひ訪れてみてください!
なぜモスクに変わったのか
詳しいことは他のサイトで検索して欲しいのですが、2015年くらいから博物館からモスクに変えようという議論がされていたようです。
イスタンブールが東ローマ帝国時代に作った教会だったのですが、14世紀にオスマン帝国が支配した頃にモスクになったようです。
それから現代になってモスクから博物館としてやっていこうとなったのですが、エルドアン大統領はイスラム教よりの思想を持っているのでまたこれをモスクに転換するとなったのだと思います。
近隣のアヤソフィアも同じようにモスクに転換されましたね。
それと同じだと思います。
これによって近隣の国、ギリシャなどからは残念な声がちらほら聞こえてきたとか。
でも、その国のものなので他国が口を出すべきではないとも思いました。
陸続きの国の文化はなかなか難しいですね。
ビザンティン美術最高峰の壁画
この施設は以前から世界遺産にも登録されているようです。
ビザンティン美術最高峰の壁画が残っているとしてとても有名な観光地です。
フレスコ画やモザイクがとても綺麗に残っていて小さな施設ですが、室内は宝石箱のようでした。
正直、美術のことなんか全くわからないと思ってる僕でさえ、綺麗すぎて写真をかなり撮ってしまいました。
小窓から少しの光が壁の壁画に当たるとまた神秘的な光景に見えました。
僕は歴史も詳しく知っているわけではないですが、壁にトルコ語ではないなと思う文字が描かれているのでやはり、もともとは違う国だったんだなって感じることもありました。
中にはムスリムの礼拝場があるのですが、入り口にはセキュリティーが立っていて入ることを禁じられました。
でも、違う日には入れたのでもしかしたら礼拝時間は入れないのかもしれません。
ですが、それ以外の場所は無料で見られるので安心してください!
とても小さな施設なので30分も見学にかからないかもしれません。
部屋が礼拝所を合わせて四つくらいしかありません。
でも、一度は見る価値のある壁画があるので初めてイスタンブールに訪れる人にはぴったりの施設かもしれません。
歴史も感じることができます。
近くに公園やレストランもあるので見学した後は食事をしたり、少し休憩をとってから他の観光地へ行くこともできます。
注意点
モスクなので女性はスカーフをかぶらなくてはいけないので何か覆うものを持参してください!
そして、カーリエ博物館でネット検索するとツアーのようなものがありますが、無料でも楽しめるのでガイドをつけたい人以外は必要ないと考えていいと思います。
終わりに
イスタンブールの観光地は近年、入場料や見学料が高騰してきているのでこういう無料の観光施設を見ることは結構多くなると思います。
他の施設だとカーリエモスク規模の小ささでも2000円くらいはかかってもおかしくありません。
有名なところになると4000円とか普通にかかるのでイスタンブール観光が初めての方は絶対にミュージアムパスを買った方がお得になると思います。
単体でチケットを買うと回りたいところが多くなればなるほど金額がバカバカしくなるくらいに高くなります。
円安の影響もありますね。
ほとんどユーロ表示されていますから。
では、カーリエモスクにもぜひ行ってみてください!