多くの旅人がインドに来ていろんな体験をされるわけですが、僕がデリーに来てからというものインド人に対して文化の違いで困惑したことが多々ありました。
たぶん、インドに来た人たちは必ず感じる共通したことも多いと思います。
僕がここに来てから感じたことを今回は書いていこうと思います。
インド人はなぜ、順番を守らないのか。
僕がインドに来ていちばん印象に残っていていちばん不快に思ったのがインドの人達が順番を守らないことです。
観光地に行っても電車を待っている時でも何かを注文する時でもいつでも僕たちは前に待ってる人の後ろに並んで順番を守りますよね。
でも、インドは並んでいてもいつまで経っても自分の番が来ないことがよくあります。
なぜなら、インド人はたとえ後ろにいようがいちばん前の人が終わったら並んでる人に構わず後ろから順番を割り込んできます。
当然僕たちは自分の番なんだけどと腹が立ちますよね。でも、インドではこれが普通なんです。
だから、それを注意する人もいません。
僕も最初は内心イラっとしていて何度も文句を言ってやろうかと考えたものか。
でも、何度も経験するうちに、というかインドで生活しているとわかって来ることがあるんです。
なぜ、インド人はこんなにも自分中心なのか。
あくまで僕の考えなのですが、インド(デリー)ではかなりの人口の人々がいて、デリーに住んでいるインド人は皆競争をしてるような感覚なのかな?と感じてしまいました。
人口が多いということはそれだけ人との競争は激しくなると思います。
電車の収容スペースにも限りがあります。観光地の窓口も数があります。人よりも早くしないといつまでも乗れなかったり買えなかったり。
自然と人々は競争するようになったのかもしれません。
日本と比べると10倍以上の人口がいるのですから、僕たちは日本人は想像できないことなのかもしれません。
だから、ここの人たちは自分勝手だと思うのではなくて、人口が多いのでこんな生き方をみんなが選んできたと理解した方が良いのだと思います。
デリーでは、リキシャーやオートリキシャーも客の奪い合いなのではないかと思うくらいに外国人を見つけたら瞬発的に声をかけてきます。
みんな稼ぐのに必死なのだと思います。
実際お店でも人が少ない時はインド人も順番を譲ってくれることもあるんです。
インド人は頭を横にぶんぶん振る
インド人は会話中に何かと頭を左右に振ります。
僕がデリーに来た頃、小さな商店で飲み物を買った時の話なのですが、店員の英語が分からずペットボトルの水がいくらなのかわからなかったので、自分の予想でお金を渡したんです。
すると、明後日の方向を向いたまま何も言わないし、お釣りを返す仕草もなかったのでピッタリだったのかなんなのかわかりませんでした。
それで、OK?と尋ねてみると真顔のまま横に頭を傾けるんです。その時も僕と目はあっていないのでまた僕は聞き返しました。
でも、同じように頭を振ってるだけなのでもういいやと思って僕はその場を後にしました。
その時はなんだったのかわからなくて困ったのですが、これは日本人が頭を縦に振って頷くようにインドでは横に振るということだったらしく、後からそれを理解しました。
それにしてもあの動作よく思うのが壊れたロボットみたいで少し不気味に感じるんですよね。
慣れないからだと思いますが、いろんな違いがあるんだなと実感します。